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窓際族投資家が子どもに伝えたい「使う力」

投資

「使う力」とは

  • 単なる浪費や見栄のためではなく、自分の人生が本当に豊かになるものにお金を使う
  • 時間を買う、健康を維持する、経験や自己投資にしっかりお金を使う

「増やす」まではゲーム感覚で実践できても、実は一番難しいのが「正しく使う力」なんです。
みなさん、お金持ちになりたいと思いますよね。そう思うことは自然なことだと思います。お金を増やす(増やす力)、までは実践したり、しようとはすると思うんです。で、実際に増えた後、どうするのか。そこまで考えたり計画している人が案外少なく思います。

そこで必要になるのがこの「使う力」です。増えたからといって、無計画にガンガン使うのは無謀なわけですが、「自分は何のために増やしたのか」を時々考えてみる必要があります。残高が増えていくのは毎日楽しいです。でも、その残高の数字は、死ぬ時にもっていくことが出来ません。数字が増えるだけで満足できればいいですが、私は増えたお金は、家族との思い出や自分の趣味のために使っていくようにしています。と言っても、資産がめちゃくちゃ増えているわけではないんですけどね。

お金はただの「交換チケット」で、使わなければただの数字に過ぎません。私は、数字自慢は必要ないと思っています。他人との勝負でもありません。
何のために増やすのか、どう人生を豊かにするのか。「使う力」の必要性を子育てと趣味の事例を交えて考えてみたいと思います。

なぜ「使う力」が必要なのか?

お金持ちになること自体が目的化すると、死ぬ時に一番お金持ちになる「思い出の破産」を起こします。
「人生の幸福度は、お金の額ではなく、お金を何に交換したか」で決まるため、増やす前からの計画的な「使う力」が必要不可欠です。

子育てへの「使う力」(教育・レジャー)

子どもの成長、子どもと過ごす時間には「今しか投資できない最高のタイミング」がありますよね。

  • 教育への投資(時期:いつでも):
    単なる塾代だけでなく、留学や習い事、将来の大学などの進学先など「子どもの選択肢や可能性を広げる経験」に計画的にお金を使います。これは将来、子ども自身が「稼ぐ力」を身につける親からの最高のギフトになりますよね。
  • レジャー・家族の思い出(時期:小学生〜中学生頃まで):
    親と一緒に旅行やキャンプ、体験を楽しんでくれる時間は驚くほど短いです。今年できなかったけど、来年やればいっか、と思っていてもなかなかできなかったりもします。資産形成を優先してこの時期をケチってしまうと、お金は残ったとしても「家族の濃密な思い出」を作るチャンスを失います。「思い出を作るための時間」買い戻すことは二度とできません。

趣味への「使う力」(自己投資・人生の彩り)

趣味にお金を使うことは、浪費ではなく「人生の幸福度を最大化する投資」です。私の場合は、ゴルフがお金のかかる趣味なのでこの趣味を継続して楽しめるようにしたいと常日頃から思っています。もっとお金と時間があれば車や釣りにも挑戦してみたいです。

  • 趣味を持つことが定年後を楽しむための投資:
    定年間際になっても趣味がないと時間を持て余すことになりそうですし、そのタイミングで趣味を作れたとしても楽しめるレベルまで向上できるのか不透明ですよね。
  • 「今」しかできない体験に払う:
    20代・30代で行く海外旅行と、体力が衰えた70代で行く海外旅行では、同じ金額でも得られる感動や経験の質が全く異なります。元気なうちに楽しい思い出を作りましょう。
  • 時間を買って、趣味に充てる:
    時短家電や家事代行にお金を使い、浮いた時間で大好きな楽器、スポーツ、読書などの趣味に没頭する。USJのユニバーサル・エクスプレス・パス、ディズニーのプレミアアクセスなども時間をお金で買うことになりますが、大切な人との貴重な時間をこれこそが、お金を増やすことで得られる本質的な「自由」の使い道です。

「貯める・稼ぐ・増やす」は、人生の土台を作るための手段に過ぎません。「どんな人生にしたいか」という使う計画(ゴール)があるからこそ、日々の資産形成をモチベーション高く続けられるんですよね。 使う力を磨くことは、人生の満足度を最大化するために最も重要なスキルだと思います。

人生を豊かにする「使う力」の教え方

子供(小・中学生)の「使う力」を育てるコツは、単に「物を買う」だけでなく、「自分の心をワクワクさせるもの」や「誰かを笑顔にすること」にお金を使う心地よさを体感させることです。
私自身、幼い頃から貯めることの重要性ばかりを親から指導されてきました。多くの皆さんがそうかもしれません。基本的には節約、必要なモノ・コトにお金は使う。といった感じでした。
そこからもう一歩踏み込んだ人生を豊かにするための使い方を考え始めたのは、投資を始めて10年くらい経ったつい最近のことでした。

1. 「お祝い・プレゼントの予算」を子供に預けて丸投げする

家族の誕生日や父の日・母の日などイベント時に、子供自身にプレゼントの企画から購入までをすべて任せる方法です。
具体策:例えば、お父さんの誕生日に「予算3,000円」を子供に渡します。子供は「お父さんは何が好きかな?」「何をもらったら嬉しいかな?」と考え、自分で店に行ってプレゼントを選び、購入します。
育つ力:「自分以外の人を喜ばせるためにお金を使うと、自分も最高に幸せな気持ちになる」という、幸福度を最大化するお金の使い道を肌で学ぶことができます。

2. 「予算5,000円の家族ランチ(またはディナー)」の店選びを丸投げする

休日の家族の外食プランを、予算内で子供に1から決めてもらう方法です。予算を与えて日帰り旅行のプランを立ててもらうこともできますが、お昼ご飯、入館料、おやつ代など要素が多いので、まずはシンプルにランチ・ディナーなどの外食プランを立ててもらうところからスタートしましょう。

具体策:「今日のランチ(ディナー)の予算は、家族全員で5,000円ね」と現金を渡します。子供はスマホやチラシを使って、「マクドナルドで全員分セットを買うといくらか」「近くの回転寿司なら何皿食べられるか」「ファミレスなら各自何が頼めるか」を計算し、行く店を決めます。当日の注文やレジでの会計も子供に任せます。
育つ力:お昼ご飯という身近なテーマに絞ることで、「決められた予算の中で、家族みんなが一番満足できる選択肢はどれか」をパズルのように楽しく考えることができます。「お金で最高の時間をプロデュースする」という使う力の原点が、グッと身近に体験できます。

3. 「時間を買う(ラクをする)」体験をあえてさせる

お金を使うことで「面倒な作業や、時間を費やすコトをスキップし、自由な時間を生み出せる」という感覚を体験させます。

具体策:例えば、遠くの大きな公園へ遊びに行くとき、「歩く(無料)」か「電車やバスに乗る(有料)」かを子供に選ばせます。また、お子さん自身のお小遣いを使って「手作業だと30分かかる作業を、一瞬で終わらせる便利な文房具や道具」を買わせてみます。お子さんと一緒に行った時に、前述のUSJのユニバーサル・エクスプレス・パス、ディズニーのプレミアアクセスなどで時間をお金で買うという体験をさせてあげるのも
育つ力:「お金を払うことで、移動時間を短縮したり、自分のエネルギーを節約して、本当にやりたいことに時間を使える」という、人生の質を高めるための「時間を買う」感覚が身につきます。

まとめ

「使う力」の教育で大切なのは、お金を使った内容に対して親が「そんなの無駄遣いじゃない?」と否定しないことです。使い終わった後に、「それを使って、どんな気持ちになった?楽しかった?」と問いかけ、お金を「良い経験」に変えられた実感をお子さんが持つことがスタートになります。
まずは、直近にある「家族のイベント(誕生日や記念日)」や、「次のお休みのお出かけ」の計画を、お子様に一部お任せするところから始めてみるのはいかがでしょうか?自分にとって価値のあるモノやコトに対してお金を使うことはいいことなんだ、という感覚をコツコツ養いながら人生を豊かにできるお金の使い方を学んでいってほしいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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