窓際族投資家が10年以上投資を続けて学んだ人間関係

投資

「ありがとう」
このひと言を言えていますか?
「あれ、この人”ありがとう”を最近言わなくなったな」と感じることがあり、徐々に気づいたことがあります。
自分は「ありがとう」を言えているか、あの人は「ありがとう」を言えているのか、考えながら読んでいただけたら幸いです。

お金が増えると、気が大きくなる

資産を急激に増やした人と会話をしていていると、そういう状況になると資産が増えてきたことで、お金で何でも解決できるような気がしてくるんだな、ということです。

これは、心理学や行動経済学でも知られる人間の自然な反応だそうです。臨時収入や資産の増加は金銭感覚を狂わせ、普段よりも大胆な消費やリスクのある行動を引き起こしやすくなります。

自尊心の観点では、お金があることで「自分は何でもできる」という錯覚(自己効力感の過剰な高まり)が生じたり、人間関係としては、気づかないうちに周囲に対して傲慢な態度になり、結果的に関係性に歪みが生じ信頼を失いかねません。

お金が増えていくことはいいことですが、今まで構築してきた友人関係にヒビが入ることは本意ではないと思います。初心を忘れず、謙虚に今まで通りの関係を続けていきたいものです。

こういう態度を取られた時は、「あー、やっぱり変わっちゃうんだね」くらいで受け取るようにしています。
真正面から受け止めていたら疲れてしまうので付き合い方を考えましょう。

お金があるから、偉いわけではない

彼は気づかないうちに、人を下に見始めているなと感じました。
口では周りへの敬意が重要というものの、目の前の私への敬意が欠如していることに気づいていません笑
灯台下暗しとはよく言ったものです。

私は、言動と行動が一致しているか、していないかを観察することにしています。これは社会人になってから一貫して行なっていることです。言動と行動に乖離がある人を信用してはいけません。そのお相手が意識的にそうしているのか、無意識にそうしているのかは分かりませんが、距離を置いて俯瞰して相手をすることをオススメします。

搾取されてはいけない

以前の会社の後輩で株式投資専業になった友人がいます。資産を急速に拡大し、一時期は私の10倍程度まで増やしました。専業投資家になってしまうと、周りからの情報が遮断されます。自分で街をブラブラしたりお店をブラブラして感じたり気づいたこと、それから家族・友人、メディア、SNSからの情報が主な情報源になってきます。仕事関連の人からの情報がなくなってしまうんですよね。

それからしばしば、会社でこういう事どうしてる?、どういうものを使っている?他社の動向はどんな感じ?といった質問をされるようになりました。私を使って自分が注目している投資分野についての情報収集をしようとしている、と直感的にすぐ分かりました。

友人なのでもちろんちゃんと返答するわけですが、ちゃんとした回答を送っても本人からは、「そんな感じかぁ」、「そんなもんかぁ」、「思っているのと違うなぁ」、「その情報もっと早く教えて欲しかった!」といったリアクションをされることがほとんどです。

私は情報収集をすることに否定はしません。ただ、そこに感謝の気持ちがあるべきだと思っています。

「貴重な情報を教えてくれてありがとう」

この一言があれば十分なのです。が、お金の亡者になってしまうとこの一言が出てこない、忘れ去られてしまうんですよね。お金が増えてくると自分自身もそうですが、人の中身、考え方、環境が変わってきます。
知らぬうちにそうならないように注意していますが、無意識テイカーから搾取されないように注意しましょう。

※テイカー(Taker)とは、人間関係や仕事において、与えること(ギブ)よりも「受け取ること(テイク)」を優先する人のことです。自分の利益や都合を最優先し、他者から時間や労力、親切を一方的に奪う傾向があります。

連絡が頻繁に来る時はトレンド転換が近い?

普段とても強気で投資にも積極的な友人。投資の成績が調子のいい時ほど連絡が来なくなります。
一方で、令和のブラックマンデーなどと言われるような暴落時、下落トレンドが続いている時に彼から頻繁に連絡が来るようになります。

下落は私も怖いですし、含み益も減少します。なんなら含み損が膨らんでいく時期に入ります。精神的にももちろん辛いです。もちろん投資関連の友人からの連絡数だけで判断するわけではないですが、下落時の落胆・不安・恐怖の声が大きくなればなるほど底が近いのかなと思うようにしています。

逆も然りです。成績がいい時ほど、誰かに自慢したくなったり、知って欲しくなる気持ちが強くなります。
普段口にしていなくても、どうしても誰かに言いたい、発信したくなるものです。そういう類の連絡をもらうようになったら上昇トレンドの終わりが近づき天井付近かもしれません。

もちろんプロは個人投資家の動きを把握しているわけですから、「買われすぎ」、「売られすぎ」の気配を感じ取ってじわじわと裏で動き始めているのです。じわじわと動いた後に一気に攻めてきますから注意が必要です。

いい時も悪いときも、
「そろそろこの辺でトレンドに変化が起きるのかな?」
「セクターローテーションのタイミングになっていよいよ、自分の保有銘柄も終わりか!?」
「今まで含み損だった銘柄が上昇していくかも!?」
といった感情を抱く時があると思いますが、普段あまり連絡のこない周りの投資関連の友人が騒ぎ始めたら、天井や底が近いサインかもしれません。

そういう時は合わせて、恐怖指数のサイトや、日経平均の騰落レシオのサイトなども参考にして判断しましょう。以下のリンクからご参照ください。

日経平均225-騰落レシオ
日経平均を構成する225銘柄について、一定期間(5日間や25日間など)の「値上がり銘柄数」を「値下がり銘柄数」で割って百分率(%)で表した指標です。市場全体の買われすぎや売られすぎといった過熱感を測るために使われます。

騰落レシオ 日本225比較チャート
東証プライムの騰落レシオと日経平均株価を比較できるチャートを掲載。過去25営業日分の時系列データ推移と過去2年分の騰落レシオと日経平均がチャートで比較参照できます。

アメリカCNN-恐怖指数
CNNの「恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)」は、米国の株式市場における投資家の心理状態(恐怖と楽観)を0から100の数値で表す指標です。数値が低いほど市場が恐怖に支配されており、高いほど強欲(楽観)になっていることを示します。

Fear and Greed Index – Investor Sentiment | CNN
CNN’s Fear & Greed Index is a way to gauge stock market movements and whether stocks are fairly pric…

日経平均ボラティリティインデックス(日経VI)
投資家が今後1ヶ月(30日間)に日経平均株価がどれくらい変動すると予想しているかを示す数値です。市場の不安や警戒感が高まると急上昇するため、「日本版恐怖指数」とも呼ばれています。

日経平均VI : 指数 : スマートチャートプラス : 日経電子版
日経平均のリアルタイムチャートが見られる「スマートチャートプラス」。個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧することもできます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実しています。日経…

まとめ

お金が増えてくると、自分の環境が徐々に変わってきますよね。じわじわと緩やかに変わっていく場合は、人間関係も穏やかに変化していくと思います。しかし、短期間に資産が増えてしまうと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。見ず知らずのうちに過去の自分とは違った言動や態度が、不意に出てしまうかもしれません。たまにならまだ大丈夫だと思いますが、それが続くようになると今までの人間関係が崩れていくかもしれませんね。ただその代わり、同じ境遇・環境の人たちとの関係が増えていくと思います。
どちらを大切にするのかはその人次第です。
私は、今まで築き上げてきた人間関係を壊したくないので、言動だけではなく無意識に行動にも出ないように注意しています。自分は次のステージへ進んでいるだけ。同じステージで心地よくしている人たちのことをとやかく言う資格はないと思っています。次のステージに進めたらまたそこでさらに人間関係を構築・上積みしていこうと思います。

プライベートでも仕事でも「ありがとう」を自然と口に出せる人間でありたいですね。

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